トレチノインとハイドロキノン

古くなった角質を剥し、メラニンを肌から排出させ、シミを肌から追い出す効果がある「トレチノイン」と、シミの原因であるメラニンを生成する際に必要となる、チロシナーゼと呼ばれる酵素を抑える「ハイドロキノン」を組み合わせた治療です。

ハイドロキノンでシミの生成を抑制し、トレチノインですでにできているシミを解消します。

トレチノインとは・・・

しわ・にきびに、塗るだけで短期間で効果を発揮します

当外用療法におけるトレチノインは、正式にはオールトランスレチノイン酸といいます。ビタミンAがお肌の若返りに効果があることは、一般にもよく知られています。これはビタミンA(レチノール)の誘導体で、ビタミンA類の体内での生理活性の本体そのものです。トレチノインは米国ではしわ・にきびの治療医薬品として、FDAに認可されており、特に短期間で効果が表れやすいことから非常に多くの患者さまに使用されています。

トレチノインの皮膚に対する5つの作用

ピーリング作用
自然治癒の促進
皮脂分の抑制
お肌の若返り効果
保湿効果

レチノイド反応

トレチノイン(レチノイン酸)は、誰でも血液中にごく微量流れているものです。

ただし使用開始後から2、3日ほど経つと、 塗ったところとその周辺の皮膚がポロポロとむけ、赤くなってきます。顔を洗うときも、ヒリヒリすることがあります。
これは、「レチノイン反応」といい、皮膚の角質剥離・ターンオーバーを強力にするトレチノイン治療には必ず伴う反応です。また、本治療を中止すれば、徐々に回復します。皮は無理にむかず、自然にはがれるのを待ってください。レチノイン反応が出始めましたら、重点的な保湿ケア・紫外線ケアが必要です。

処方の際にも必ずご案内させて頂いておりますが、トレチノイン外用療法にはいったん肌の状態が悪くなる時期がある点をお知り置き下さい

ハイドロキノンとは・・・

ハイドロキノンとは、メラニン生成の原因となる「チロシナーゼ」という酵素の活動を抑え、現在あるしみだけでなくメラニン色素が生まれること自体を予防します。
一般的な美白化粧品に使用される美白成分のアルブチンやコウジ酸に比べて約100倍の効能があるといわれています。ハイドロキノンは単独ではお肌に浸透しづらい特徴がありますが、ビタミンA誘導体であるトレチノインと併用することでお肌への浸透を促し、皮膚の漂白効果をより高めることが出来ます。

当クリニックでは東京大学医学部の吉村浩太郎先生が提唱する方式に基づき、それぞれの患者様のお肌の状態に合わせたトレチノイン/ハイドロキノン外用薬の綿密な処方を行っております。
トレチノイン/ハイドロキノン外用療法に使用される軟膏は、市販の成分配合クリームなどと違い、非常に効果の高い医薬品になります。
また、しみやにきびなどの症状によっても使い方や濃度が異なります。
原則的に患者さまご自身によって強力な軟膏を塗布していただくことになりますので、誤った使用法によっては逆にお肌にダメージを与えかねません。
当クリニックでは患者さまに治療内容をよくご理解いただき、適確にトレチノイン/ハイドロキノン外用薬を使用いただけますよう、処方の際には担当医より使用法をご指導させて頂いております。
ご不明な点はお気軽に担当医にお尋ね下さい。
(文献引用元:東京大学医学部形成外科教室・吉村浩太郎先生記述)

トレチノイン/ハイドロキノン

 価格
トレチノイン 0.10%(5g)¥5,400
ハイドロキノン乳酸(5g)¥4,350

※表示価格は税抜きとなっております